ヤマハ　28S

全長に対して長めの水線長をとり、スピードポテンシャルを向上した船体です。

キールは造過抵抗を最小に抑えるエリプリティカル形状で、下部にボリームを持たせているため重心が下がり安定性があります。

ＦＲＰ状態としては、経年経過のためゲルコートの艶も無く若干の色あせ等の劣化はありますが、気になるヒビもあまりありません。

船体・船底は、大きな損傷や補修は無く、年式相応な状態です。

船底は2年目に船底塗装を施しており、現状では貝の付着が見られます。

ウインチ、シートストッパーなど使いやすい場所に配置され、スムーズなクルーワークができるコックピットです。

コックピットのシート下は、ストレージとなっておりますので、小物やロープなどの収納スペースとして使用できます。

サイドデッキはワイドでフラットなもので移動も安心です。

バウデッキにはハッチがあり、採光や換気だけでなく、バウバースに収納したセールの出し入れにも使い易いものです。

ジブファーラーは部品が製造中止になっているため本格的な修理は行えず応急処置のみ行っております。

昨年使用しましたが問題はありませんでした。

右舷デッキにあるサイドウインドウは若干雨漏りがありテープ張りして雨漏りを防いでいますので、コーキングをするなどの修理をお薦めします。

船内は間仕切りがありませんが、メインキャビン、バウバース、クォーターバースで構成され、メインキャビンは天井が高くサイドウインドウがありますので明るい空間となっております。

バウバースはクッション敷きで床下に収納庫をとなっております。

メインキャビンは中央にテーブルを挟んで左右弦にラウンジシートを配置しており、シークッションの下は収納庫です。

メインキャビンの右舷側後部はギャレーで、清水シンク、保冷庫、コンロがあり、収納棚、収納庫も備えております。

コンパニオンウェイ下はエンジンルームで、エンジンが格納されております。

左舷後部は収納棚と個室トイレルームとなっております。

クォーターバースは左右舷に大人２名が横になれる空間が確保されており、クッション下が燃料タンクの収納スペースとなっており、現状はセール、ロープ類の収納庫として使用しております。

シートクッション類は破れなく小シミや経年使用による日焼け、汚れはありますが、比較的綺麗な状態です。

チーク材を使用した床は、経年使用によるニス剥がれや小傷がありますが、使用には問題ありません。

エンジンはヤンマー製ディーゼル　2GM20　18馬力で、706.5時間使用しておりますが、好調な状態保っており、取材当日も良好な始動が確認できました。

バッテリーは充電状況も良好とのです。

又、オートパイロット（Autohelm　ST1000）も不具合無いとのことです。

機関・電装機器類は、見学・試乗時に機器調子、動作確認のほか整備状況も含めご自身でご確認、ご判断ください。

試乗の場合は、オーナー様の都合の確認が必要となりますので、事前にお問い合わせ下さい。

季節的な天候及び水面の状況等により、試乗出来ない場合もございますので、予めご了承下さい。

取材条件

取材時にエンジン等機関関係・電装品等のすべての動作確認をしておりません。

記載内容につきましては、オーナー様に伺ったコメントを基に記載しており、取材時に試乗確認をしておりません。

必ず見学・試乗をしていただき、機関調子や動作状況をご自身でご確認、ご判断下さい。

なお、紹介物件によっては、見学や商談のお申し込みが集中する場合も御座います。
その場合、紹介物件の購入を即決頂いた場合や、手付金等のお支払いのお申し出の有る方と優先的に、ご商談を進める場合も御座いますので、ご了承下さい。