徳岡造船所　13t かつお・まぐろ漁業船

◆船体は徳島県の徳岡造船所で造られた物です。船首には鰹船のような形状になっており、かつては鰹一本釣り漁とマグロはえ縄漁のどちらでも商売ができるように造られた船体ではないかと思われます。

◆総トン数は13トンで船体の実長は約19ｍ、実幅は約4.2ｍです。（当方がメジャーで測定）

◆船齢30有余年という船体ですが、現役で商売に出られており、操業や航行に大きな支障をきたす様な損傷などは無いように見受けられました。

※取材時はメカニカルシールスタンの修理中でしたので、シャフトを舵側に動かしています。ご了承下さい。

※艇は基本的に現状でのお渡しですので全ての艤装品につきましてはご見学時に必ず買主様が納得がいくまで動作確認される事をお勧め致します。また、乗り味につきましても必ず試乗をされてご納得がいくまで点検、ご確認される事を強くお勧め致します。

◆ブリッジはオーソドックスな造りではありますが、アッパーには船内外に操船部があり、特にアッパー船内は4方向に窓があり、見切りは良さそうでした。なお、階下の主操船部にはヘルムハンドルはありませんがアッパーの船外にはヘルムハンドルがあります。また、3連リモコン、舵リモコンなどの位置は動画でご確認下さい。階下からアッパーへは右舷側から上がれるようになっています

◆ブリッジ下は小型1種船として必要な航行機器類が備わっています。また、ここに船長室があり、ハウスのベッドは2つです。

◆比較的近年に操業効率化の為に艤装された機器類は以下です。

◎平成26年⇒レーダー(古野製MODEL 1945）とサテライトコンパス（古野製SC-50)合計120万円相当

◎平成27年⇒LED投光器（東京船舶電気製KLF-180N)96万円相当

◎平成28年⇒セルコーブイ（OV-205AS)とエンジンリモコン（マロール製AUR-50R)合計82万円相当

◎平成29年⇒潮流計（古野製CI-88)合計160万円相当

◎平成30年⇒LED投光器（博電社製SK-180L)、GPS航法装置(古野GP-33）、レーダー（古野製FR-8125）合計140万円相当

◆ドコモワイドスターⅡ衛星電話は「買い取り」です。

◆船長室廻り、アッパー操船部内外を動画に収めていますので、是非ご覧下さい。

※本物件は基本的に現状でのお渡しとなります。取材時には全ての艤装品につきましては動作確認をしておりません。ご見学時には必ず納得がいくまで動作確認される事をお勧め致します。

◆30有余年という船齢ながらデッキは大きくブアついたようなところは無いように見受けられました。取材時はドック中でしたので大工さんが補修している途中の様子も写っていますが、異常に摩耗したところや大きな損傷などは無いように見受けられました。なお、こまごました補修は今回のドックでもされていらっしゃるようです。

◆船首はこの船がかつて鰹の一本釣りをされていた名残がありますが、散水ポンプなどは取り外され、現在の商売は鮪はえ縄漁のみとの事です。また、オモテには鮪はえ縄漁に必要な漁労機器が備わっています。

◆船体中央右舷側には造水機が、同じく左舷側にはドラム部屋があります。

◆トモにも鮪はえ縄船としての装備が備わっており、魚探などの装備もあり、またトモでも3連リモコンで操船可能です。

◆トモの右舷側にはトイレ、洗濯機が備わっています。

◆トモからブリッジ側（機械場後方）から船内に入ると厨房があり、その奥にクルーのハウスがあります。ハウスのベッドは4つです。ハウス前方から機械場に入れるようになっています。

◆デッキの様子、造水機、ドラム、厨房、ハウスの様子などを動画に収めていますので是非ご覧下さい。

※本物件は基本的に現状でのお渡しとなります。なお、全ての艤装品につきましては動作確認をしておりませんので、ご見学時には必ず納得がいくまで動作確認をされる事をお勧めします。

◆取材時、機械場にはトモから入りました。なお、取材当日は業者さんが入って整備中でしたので、写真には分解されている部分も写っています。ご了承下さい。

◆機械場のレイアウトはオモテ側に主機、主機の後方(トモ側）に大洋製の発電機に直結された補機が備わっています。

◆主機はヤンマー製のインタークーラー・ターボ付き直列6気筒ディーゼルエンジン、6KXZP-WGT(連続最大出力683PS/2,035rpm)を搭載しています。なお、主機は2012年に載せ替えて8年目になるそうですが（2019年10月現在）専属のエンジン屋さんによると、そろそろピストンリングの交換時期との事です。また、巡行は8ノット/1500～1800rpm程度との事です。

◆補機もヤンマー製の直列4気筒ディーゼルエンジン、4CHL-Nを1基搭載しています。このエンジンは2016年にオーバーホールをされたとの事です。なお、大洋電機製の交流発電機「TWY 20E」に直結されています。発電機の出力は40KVAです。

◆燃料はA重油を使っていらっしゃるようです。

◆スタンチューブはメカニカルシールスタン仕様です。

◆冷凍機コンプレッサーやブラインクーラーは主機の右舷側に置かれています。

◆取材時はドック中でしたのでエンジンの動作確認はしていませんが、機械場内の様子を動画に収めていますので、是非ご覧下さい。

※エンジンも基本的に現状でのお渡しとなります。取材時は各部の動作確認はしておりませんが、このエンジンは定期的にメンテナンスされており、また、取材前にも消耗品交換やダンパーやシールスタンなども不具合が出る前に事前交換やオーバーホールされるなど常に良いコンディションを保たれて乗っていらっしゃる事を強く感じました。なお、ご見学の際はご納得がいくまで動作確認をされる事をお勧め致します。

◆この船は漁船登録をされています。この船の正確な情報をお伝えする為に動力漁船登録票及びJCI船舶検査証書と検査手帳を個人情報を伏せた状態で掲載しています。造船場やエンジンの型式、定員、用途、登録上の船体寸法、航行区域、航行上の条件、進水年月日、検査の状況などをご確認下さい。

◆この船は昭和58年11月に進水されたようです。「日本小型船舶検査機構（ＪＣＩ）」の検査も受けており、用途は「漁船」で「小型第1種」です。なお、次回は中間検査で令和4年12月9日まで有効です。

◆航行区域は衛星電話などの通信機器を継続して搭載されるか否かなどで変わってきますのでご注意ください。

※船の所有権変更や航行区域、船籍港、船名などの変更に伴う費用は原則的に買主様のご負担となります。なお、当方ではご希望の都道府県市町村を母港にされた場合に選択可能な航行区域や「沿岸5海里」の取得、「臨時航行」に関する手続きなどのご相談も承っています。お気軽にお問い合わせ下さい。

◆この船は四国内の漁港に係留保管されています。現船は私、平田が2019年10月に現地で取材していますので、ご見学をご希望の方は、まずは疑問点などをピックアップしていただいてからお電話にて問い合わせいただければ、客観的見地からお答えさせていただきます。

◆できましたら上記のようにお電話いただいた後にご見学をお申込みいただけると幸いです。お申し込みは、こちらから所定の用紙(ご見学お申込書)を送らせていただきますので、その用紙にお名前、ご住所、ご希望日（第二希望までご検討いただけますと幸いです。）を書いていただきましてご返送下さいませ。ご見学は基本的にオーナー様と当方がお立合いさせていただきますので、速やかに2者で日時調整後、お返事をさせていただきます。

◆「とりあえず見たいので船はどこにあるのかだけ教えて」、「ちょっと軽い気持ちで見てみたい」というお問い合わせも時々いただくのですが、ご見学となりますとオーナー様にお仕事を休んでいただいたり、事前準備なども必要な事がありますので、事前にこの広告で船の内容をよく見て吟味いただいた上で、購入意志の強い方のみご案内させていただいております。また保管場所は「ご見学お申込書」にご記入いただける方にのみお伝えさせていただいております。何とぞご了承下さい。

◆それなりに大きく、動かすにはそれなりに準備も必要な船ですので、試乗（試走）をご希望される場合にはある程度日時に余裕を持ってお申込みいただければ幸いです。

◆回航につきましては業者さんのご紹介も可能ですので、必要でございましたらお申し付け下さい。事前お見積りも可能です。

◆晴れてご成約となりましたら、売買契約書は当方で作製させていただきまして、売主様、買主様ともにご署名とご捺印をお願いしています。また、回航、所有権変更等にかかる手間や費用等は原則、買主様のご負担となります。

では、お問い合わせを心よりお待ちしています！

船ネット四国・岡山・鳥取エリア担当：平田　

TEL：090-9772-3000

Email：hirata@funenet.com